テスト結果
結果 水密試験
横葺き20/100、縦葺き5/100の緩勾配 平均圧力2,500Pa(2.5kN/m2)でも
漏水なしの超水密屋根
通常JIS A 1414の金属屋根試験では、最大でも平均圧力1600Pa程度までしか試験を行いませんが、カナメでは平均圧力2,500Paまでの試験を実施し、その過酷な条件下においても「漏水なし」が実証されました。
※圧力下で240mm/hの放水の結果
- 金属屋根の水密試験
- 水密試験装置
- 品質性能試験報告書
水密試験によるカナメの安心は"+900Pa"
製品名 | 試験勾配 | 結果 |
---|---|---|
富士ライン55 | 2/100 | 平均圧力2,500Paでも漏水なし |
フリーハットⅡ型 (角形・丸形キャップ) |
5/100 | 平均圧力2,500Paでも漏水なし |
スタンディングロック(長尺) | 5/100 | 平均圧力2,500Paでも漏水なし |
FHR-2000 (長尺:角形・丸形キャップ) |
5/100 | 平均圧力2,500Paでも漏水なし |
カナディー | 20/100 | 平均圧力2,500Paでも漏水なし |
タイマルーフM型 | 20/100 | 平均圧力2,500Paでも漏水なし |
結果 耐風圧強度試験
最大破壊荷重10,000Pa以上
各製品の構造を再現した試験体において耐風圧強度試験を実施し、強度及び破壊強度状態の確認を行いました。
製品名 | 仕様 | 破壊荷重(耐風圧強度) | 試験場 | |
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縦葺き |
FHR-2000(長尺) | 板厚0.4mm | 10,000Pa | 建材試験センター |
フリーハットⅡ型 | 板厚0.5mm | 10,000Pa | 建材試験センター | |
スタンディングロック(長尺) | 板厚0.4mm | 7,500Pa | 建材試験センター | |
富士ライン55 (ピッチ360mm) |
板厚0.5mm | 10,000Pa | 建材試験センター | |
富士ライン55 (ピッチ460mm) |
板厚0.5mm | 7,500Pa | 建材試験センター | |
フラットライン | 板厚0.4mm | 5,500Pa | R&D試験センター | |
横葺き |
カナディー | 板厚0.4mm | 8,800Pa | 建材試験センター |
タイマルーフM型 | 板厚0.4mm | 7,400Pa ※1 | 建材試験センター | |
タイマルーフM型 (銅板) |
板厚0.4mm | 5,300Pa | R&D試験センター | |
タイマルーフT型 | 板厚0.4mm | 5,100Pa | R&D試験センター | |
タイマルーフNF25型 | 板厚0.4mm | 5,400Pa | R&D試験センター | |
タイマルーフF25型 | 板厚0.4mm | 4,100Pa | R&D試験センター | |
カナメ一文字葺き (銅板) |
板厚0.35mm | 5,000Pa | R&D試験センター | |
金属瓦 |
カナメルーフ | 板厚0.4mm | 8,000Pa | 建材試験センター |
カナメルーフ (銅板) |
板厚0.4mm | 4,800Pa | R&D試験センター | |
洋瓦王 | 板厚0.4mm | 4,700Pa | R&D試験センター |
※数値は当社試験値であり、性能を保証するものではありません。
※1吊り子ピッチ500㎜の場合。
耐風圧計算書
詳しくは屋根耐風圧計算書をダウンロードの上、確認してください。
※本書数値は参考値ですので、詳しくはお問合せ下さい。
ダウンロード 屋根 耐風圧計算書また、日本金属屋根協会の「風と金属屋根 第3版」には
詳しい風荷重の算出と強度計算が解説されておりますので、ご参照下さい。
結果 耐火試験
屋根30分耐火試験
-
30分耐火試験
試験体の設置 -
30分耐火試験
燃焼の模様 -
30分耐火試験
試験後の検証
屋根断熱構造の認定(カナメ通気断熱システム)
- 裏張無しの仕様
- 国土交通大臣認定 30分屋根耐火 認定番号 FP030RF-1863(1)
- 構造方法等の名称
- 葺材[めっき鋼板製又はステンレス鋼板製]・ポリスチレンフォーム板・硬質木片セメント板表張/軽量鉄骨下地屋根
- 裏張有りの仕様
- 国土交通大臣認定 30分屋根耐火 認定番号 FP030RF-1863(2)
- 構造方法等の名称
- 裏打材[合成樹脂系]・葺材[めっき鋼板製又はステンレス鋼板製]・ポリスチレンフォーム板・硬質木片セメント板表張/軽量鉄
- カナメ通気断熱システム
- 通気断熱ボード
断熱材一体型の金属屋根で個別の屋根30分耐火認定を取得。
屋根の耐火要件を満たすと同時に断熱性能も得られます。
屋根材の認定(断熱材一体型屋根 カナディー)
- 国土交通大臣認定
- 30分屋根耐火 認定番号 FP030RF-0553
- 構造方法等の名称
- ビーズ法ポリスチレンフォーム保温板裏張塗装鋼板・硬質木毛セメント板表張・軽量鉄骨下地屋根
- カナディー葺き上がり
- 屋根材断面
断熱材一体型の金属屋根で個別の屋根30分耐火認定を取得。
屋根の耐火要件を満たすと同時に断熱性能も得られます。
金属瓦(カナメルーフ・洋瓦王)
- 国土交通大臣認定
-
30分屋根耐火 認定番号 FP030RF-1904(1)
葺材[めっき鋼板製、ステンレス鋼板製、鋼板又はチタン板製]・ポリスチレンフォーム板・硬質木片
セメント板表張/軽量鉄骨地下屋根
- カナメルーフ
- 洋瓦王
工法の認定(バックアップ工法・中空工法)
- 国土交通大臣認定
- 30分屋根耐火 認定番号 FP030RF-9277
- 構造方法等の名称
- 木毛セメント板重裏張・金属屋根材
- バックアップ工法
- 中空工法
耐火構造と同時に屋根材下の空気層により断熱・防音機能を高め、金属屋根材下の結露の抑制効果も得られます。
建物の規模・形状により対応屋根の仕様が変わりますので、詳しくはお問い合わせください。
結果 遮音試験
擬似降雨騒音試験結果
商品名 | 仕様 | 屋外 | 小屋裏 |
---|---|---|---|
タイマルーフM型 | 通常品 | 70.5 | 69.0 |
ノイズカット | 67.5 | 66.5 | |
カナディー | 通常品 | 67.5 | 61.8 |
カナメルーフ | バックアップ材あり | 73.0 | 66.2 |
バックアップ材なし | 78.5 | 67.5 |
単位:dB
擬似降雨騒音試験結果
結果 断熱性能
断熱性能比較
温度差:20℃ ※壁・床からの熱の移動が無い場合を想定
屋根材 | 仕様 | 耐熱性能 Rt:熱貫流抵抗 Kt:熱貫流率 | 1時間あたりの 放出熱量 |
---|---|---|---|
タイマルーフM型 スタンディングロック 富士ライン55 |
Rt=0.234(㎡・K)/W Kt=4.272W/(㎡・K) |
85.4(W/㎡) 73.5(kcal/㎡) |
|
タイマルーフT型 |
Rt=0.299(㎡・K)/W Kt=3.344W/(㎡・K) |
66.9(W/㎡) 57.5(kcal/㎡) |
|
カナディー |
Rt=0.895(㎡・K)/W Kt=1.118W/(㎡・K) |
22.4(W/㎡) 19.2(kcal/㎡) |
|
カナメルーフ (バックアップ材あり) |
Rt=0.980(㎡・K)/W Kt=1.021W/(㎡・K) |
20.4(W/㎡) 17.6(kcal/㎡) |
|
洋瓦王 |
Rt=0.848(㎡・K)/W Kt=1.179/(㎡・K) |
23.6(W/㎡) 20.3(kcal/㎡) |
|
システムーVi工法75 |
Rt=1.714(㎡・K)/W Kt=0.583W/(㎡・K) |
11.7(W/㎡) 10.0(kcal/㎡) |
|
システムーVi工法125 |
Rt=2.925(㎡・K)/W Kt=0.342W/(㎡・K) |
6.8(W/㎡) 5.9(kcal/㎡) |
|
カナメ通気断熱 システム |
Rt=1.940(㎡・K)/W Kt=0.516W/(㎡・K) |
10.3(W/㎡) 8.9(kcal/㎡) |
断熱性能比較
屋根材 | 仕様 | 耐熱性能 Rt:熱貫流抵抗 Kt:熱貫流率 | 1時間あたりの 放出熱量 |
---|---|---|---|
スレート |
Rt=0.235(㎡・K)/W Kt=4.260W/(㎡・K) |
85.2(W/㎡) 73.3(kcal/㎡) |
|
瓦 |
Rt=0.245(㎡・K)/W Kt=4.081W/(㎡・K) |
81.9(W/㎡) 70.2(kcal/㎡) |
断熱効果シミュレーション
断熱による温度差や電気料金換算での試算が出来ます。
結果 アスベスト飛散調査
屋根を塗装する時に行われる高圧洗浄により、アスベストがどの程度飛散するかを実験により測定しました。
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作業周辺に測定器を設置して準備完了。
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地元の塗装業者のご協力を頂き、スレート屋根を塗装する際必ず行われる高圧洗浄を忠実に再現しました。
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写真の右側が洗浄した部分です。きれいになりました。洗浄した場所としていない場所でこんなに違います。だいぶ表面が削られていることがわかると思います。
- 測定結果
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作業者の位置では最大119本/リットル
(幾何平均43.4本/リットル)
作業者から2メートル離れた場所では最大157本/リットル
(幾何平均11.6本/リットル)と、予想をはるかに超えるアスベストが測定されました。
スレート屋根の改修でこのような高圧洗浄が全国で今も行われています。このままでは大気中のアスベスト濃度は少しずつ濃くなっていくと予想されます。残念ながら現段階では十分な法的規制がありませんので、シートで屋根を覆うなど飛散防止対策を十分にするか、業者や作業者の自粛に頼らざるを得ません。周辺住民の方も注意が必要かと思います。
尚、この結果については2006年5月12日に仙台国際センターで行われた第79回日本産業衛生学会で発表され、学会の参加者に作業の危険性を訴えました。
また、日経アーキテクチュア2006年3月13日号P14にも測定時の写真入りで載っています。参考URL:http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/building/news/20060310/128014/